筋膜が原因のひとつと考えられる痛み(筋膜性疼痛症候群)に対し、運動や器具を用いた筋膜リリースが最近話題となっていますが、当院ではエコー下に生理食塩水や局所麻酔薬を注射することによって筋膜リリースをおこなっています。
最近の研究で、トリガーポイント(押すと痛みが広がる、しこりのようになっている部分)は、筋膜(筋肉を包んでいる膜)の上にあることが明らかになってきました。さらに筋膜が癒着して厚く重み積なっている部分には、特に高い確率で存在することもわかってきました。
筋膜リリース注射とは、この筋膜が厚く重積している部分に薬液や生理食塩水を注入することによって癒着を剥がす治療法です。イメージとしては、何枚も積み重なった薄いラップのすき間に水を注入し、1枚ずつ剥がしていくような感じです。
肩こりや四十肩、腰痛、肉離れなど、筋肉や骨格系の痛みに対して幅広い効果が認められ、また治療は数分で終わって患者様の負担も軽いため、画期的な治療法として昨今、注目を集めています。
当院では、この筋膜リリース注射を行っておりますので、肩こり・腰痛をはじめ、筋肉や骨格系に痛みのある方はご相談ください。